2015年05月08日
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goo地図昭和22年で見る調布の高射砲陣地跡2つ

Written By: 川俣 晶連絡先

2つの高射砲陣地跡 §

「えーと。この2つのリンクを踏んで航空写真を見ると何が分かるんだい?」

「うん。実はかなり意義深い」

「というと?」

「この2つは地理的にも目的も似通った高射砲陣地だったと考えて良いだろう」

「それだと何が分かるんだ?」

「若葉町の方は2つだけで規模が小さいと思っていたが、よく見るとかなり崩壊した陣地跡が下の方にも続いていて、半円形を構成している」

「昭和22年だともう残っていない陣地も多いわけだね」

「半壊状態というのもね。辛うじてそれっぽい跡がいくつも残っている」

「それで?」

「椎の実子供の家の陣地跡は6個あるのだが、実は数えてみると若葉町のものも半壊の痕跡を含めて数えてみると、2個ではなく6個ある」

「それに意味があるのかい?」

「船橋の高射砲陣地は半円形に7個あるように見えるが1つは穴が微妙に小さい。6個が正解かもしれない」

「へー」

「大宮八幡の裏手、和田堀公園の高射砲陣地も半円形に6つだ。この6つという数字は基本パターンなのかもしれない」

「絶対6つ?」

「というわけでもないようだ。違う場合もある」

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